川西市川辺助産師会は、地域活動に熱意をもつ、川西市および猪名川町在住在勤の助産師の団体です。
助産師や助産師会のことを知りたいと思っていただけましたら、このページをご覧ください。
※新生児訪問・こんにちは赤ちゃん訪問に興味のある助産師さんはご連絡ください。
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大宝律令 お産の時にへその緒を切り、胎盤
を始末する女性(女医)
明治32年 産婆規則(産婆)
昭和23年 保健婦助産婦看護婦法(助産婦)
平成14年 保健師助産師看護師法(助産師)
助産師だけは女性に限定
■川西市川辺助産師会の前身は?
川辺産婆会
→ 川辺助産婦会
→ 川西市川辺助産婦会
→ 川西市川辺助産師会
*川辺郡は摂津の国の一部で、現在の猪名川町・川西市・伊丹市・尼崎市・宝塚市・三田市・豊能町を含む広範な郡域でした。
大正時代から順次市制が布かれて独立し、それぞれの市で助産師会を運営しています。
(豊能町には助産師会はありませんが、ご縁があって新生児訪問に携わらせていただいています)
■本会はその殿(しんがり)?
本会の始まりは不明です。諸先輩からは明治時代からあったと聞いています。 筆者が確認できたのは昭和42(1967)年の記録です。
時代の流れとともに、お産の場所は家庭から病院へ移り、入院期間も短くなりました。周囲の手助けを受けにくい家族も増えました。ネット等の普及で子育て文化も大きく変わりました。そして様々な問題が提起され続けています。
時代の変化は助産師にも影響を与えています。
戦中の「産めよ増やせよ」の時代から戦直後のベビーブームの時期、お産にてんてこ舞いだった助産師は、戦後GHQ(!)の指導の下、産児制限(家族計画)に奔走しました。
母乳よりミルクが勧められ体の大きい子どもが健康優良児として表彰されていた時代もあります。その一翼を助産師も担っていました。
昭和40年に母子保健法が制定されてから、退院後のサポートのための新生児訪問が開始されました。妊娠中の母親学級、両親学級、体重の小さい赤ちゃんの訪問などもこの法律に基づいています。
助産婦が行っていた妊娠期から育児期までの生活指導や助産、訪問指導などのトータルケアを、病院や診療所で出産する妊産婦にも行き渡らせるようにするのが、この法律の目的です。
全国にあった助産婦会がその業務の一部を担当し、こんにちは赤ちゃん訪問や産後ケア事業など、模索は続いています。
母子保健法が制定されたころは、母親学級や乳幼児健診といった母子に関する事業を行うのは保健所(県)でしたが、保健事業の拠点としての川西市保健センターが昭和63年5月31日に竣工すると、母子保健事業は徐々に市町村に移行していきました。
平成9年に地域保健法が制定されると、母子保健関連事業はそのほとんどを市町村が担当するようになりました。筆者は平成2年に助産師会に入会していますので、その変化を体感しています。
助産師会には、開業している助産師だけでなく、病院勤務の助産師が入会するようになりました。
2018年度からは国の施策として産後ケア事業が導入され(6ヶ月未満の乳児対象)、ほやほや訪問の一部を代替することができるようになりました。
さらに、対象期間を生後1年未満とし利用券を発行するようになった2025年度のリニューアル以降は、助産師会の方向性に合うものと判断し、産後ケア事業を活用して活動を展開する方向に大きく舵を切っています。
【平成31(2019)年撮影】
2023(令和5)年5月8日に新型コロナウイルス感染症は5類に移行しました。
これに伴い、助産師会事業は新規入会者の意見も聞きながら、新たな道を模索してまいります。
2025年度のリニューアルでは、産後ケアの対象期間が生後1年未満に延長され、利用券を発行するようになりました。
これにより助産師会の方針と整合するものと判断し、産後ケア事業訪問型を活用して活動を展開する方向に大きく舵を切っています。
子育てをするご家族が、必要な時に、希望される形で利用できるよう、努力していきます。
訪問事業は手間暇のかかる仕事です。会員数も減少し、厳しい状況ではありますが、その分一致団結してお母さん方に寄り添おうと、高い信念と誇りをもって活動しています。
助産師の心意気と助産師会の存在意義をご理解いただければ、これ以上の喜びはありません。
■会員資格
川西市および猪名川町に在住、在勤の助産師
日本助産師会および兵庫県助産師会に入会していること(ただし会員の総意によって認められた者を除く)
■会費
会則と会員の協議によって決定
■研修等
訪問指導等が初めての方には、実地研修を行っています。
研修は無料です。
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川西市川辺助産師会;090-9257-8586
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